2011年05月27日

新道の家

久々となりました「入間市の文化遺産」カテゴリの記事。今回は小説の舞台にもなった、知る人ぞ知る?洋風住宅をご紹介します。

すでにご紹介した西洋館をつくった旧石川組製糸。その創業者である石川幾太郎の妹に石川つめという人がいました。
つめは若くして夫を亡くし、生まれたばかりの子供を連れて石川家に復籍します。その後、現在の黒須団地にあった石川組本店工場の女工総監督として石川組の発展に寄与しました。
つめは幾太郎社長をはじめとする重役から現場の女工まで、皆から「あーちゃん」と呼ばれ親しまれました。
作家打木村治の自伝的小説で、石川組をモデルとした「丸川製糸」が登場する『大地の園』にも、彼女をモデルとした人物が登場します。
1306443648.jpgそんなあーちゃんが住んだ洋風住宅が現存しています。

通称「新道の家」と呼ばれるこれは、昭和初期建築と推測される木造平屋建ての住宅です。
  
1306443757.jpg設計者は不明ですが「学生さん」がやったという話もあります。

まずは玄関から。
ドアノブは背の低かったあーちゃんに合わせて低い位置に取り付けられています。
1306443840.jpg内部は洋室が2つと和室が1つあります。

こちらは玄関の天井。洋室はそれぞれ天井の意図が異なり見ていて楽しいです。
1306443911.jpg 窓は大きく室内は明るい印象を受けました。
1306443934.jpg 二つある洋室のうち1つの天井。玄関とはまた違います。
1306443974.jpg 廊下より。
右側が和室で奥が洋室です。
1306444059.jpg 外から和室を眺める。
白熱灯の明かりがよく似合ってますね!

現在、この「新道の家」は焼き菓子店「akiko's field」の厨房として利用されています。
このakiko's fieldの焼き菓子は全て手作りで、とてもおいしいです!
西洋館などの見学の折に、おみやげに如何でしょうか?ブログ管理者一押しです。

Home made sweets akiko's field
入間市黒須1-10-39 TEL:04-2964-6898

 今回ご紹介した「新道の家」は個人が所有されているものです。
敷地内への無断立入などは謹んで下さい。
お願いいたします。
  
posted by 文化遺産をいかす会 at 13:12 | Comment(0) | 入間市の文化遺産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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