2011年06月15日

第一回入間市の文化遺産ウォーク(3) 新道の家

前々回、前回に引き続き、6月11日に行った「第一回入間市の文化遺産ウォーク」の模様をお伝えします。

西洋館を後にした文化遺産ウォーク一行は、以前ブログでご紹介した「新道の家」にやってきました。
1308147452.jpg石川組製糸本店工場の女工総監督だった石川つめさんの家として建てられた洋風住宅です。

 参加者の皆さんには交代で内部を見学して頂きました。今回の見学では、洋風の玄関と2つの洋室とそれをつなぐ広縁を見させていただきました。
  
1308147662.jpgこの新道の家は上に書いた通り以前記事を書きましたが、今回はそこに書いていなかった発見を補足として記しておきます。

まず玄関。親子扉になっており、親扉の軸側、子扉にガラスが入れられ、親子一体としてシンメトリックにデザインされています。

 身長が低かったつめさんに合わせて、取っ手が低い位置に取り付けられた玄関扉(実測82cm)。

この玄関扉のもう一つの特徴は内開きになっているところです。西洋では、人を招き入れるという意味で玄関戸は内開きでした。しかし、日本は靴を玄関で脱ぐ生活習慣があります。
かつての日本では、玄関を構えている家というのは立場のある家で、一般庶民の住宅には玄関は設えられていませんでした。
それはさておいて、狭い玄関で、内開きにすると、履き物が開閉の妨げになります。そのため、狭い日本の住宅では外開きが基本になっていきました。

次に天井。
1308147882.jpg
洋室部分の各部屋の天井は漆喰天井ということでは共通していますが、飾りのデザインが異なります。(なお、西洋館では各部屋の天井、壁、床の意匠が異なる)

←は玄関の天井。
葉っぱの飾りが取り付けられています。
1308147938.jpg←玄関に近い洋室の天井。
素人目にはリボンのように見えます。
1308148006.jpg←↑奥の洋室の天井。

なんとなく葡萄みたいに見えます。また十字架をモチーフにしているようにも感じます。ちなみに石川つめさんは厳格なクリスチャンだったそうです。

見学にご協力いただきました現当主様、ありがとうございますm(_ _)m
posted by 文化遺産をいかす会 at 12:25 | Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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